金属の円板をヘラ絞り機に取り付けて回転させ、その表面にヘラと呼ばれる硬い棒状の工具を押し付け何回もなでるようにして、少しづつ円板を変形させ円筒形状や円錐形状などの形にする方法を言います。
ヘラ絞りの原理は陶器などの製作と同じです。ロクロの上に粘土を乗せ、それを回転させ竹のヘラで粘土に押し当てて形作る方法です。
ヘラの使いは人手によって行われるため、高度の熟練と激しい肉体労働が要求されます。
この加工技術は長い間、特定の職人の間で伝承されてきたもので一般の技術者には伝わらず、あまり知られてはいません。
私達の身の周りの生活必需品からロケットまで「へら絞り」の技術が活躍しています。
製品は、軽金属の薄板による皿や鍋、壷 などの家庭用品、電気部品などの小型の部品、大きくは航空機やロケットまで広い範囲にまでわたっています。
へら絞り加工は最も職人の技を必要とする加工技術の一つといえます。