●電球が発明される以前
人間が意識して作った光は、太古の縄文時代に、枯れ木などを燃やし暗い夜を照らすあかりとして生まれました。
やがて油を入れるオイルランプを経て、石油ランプへと移り変わります。
光を出すには必ず火を燃やさなければなりませんでした。わずか120年前のことです。
その後電気エネルギーの発見により、電球が発明されます。
電球が発明されるまでの当時はアーク灯が光源として使われました。アーク灯は電気溶接と同じ原理で、電極間の放電の火花を照明に利用します。
しかし、灯台のあかりや工場内などでは適していましたが、まぶしすぎて一般家庭の照明には不向きでした。
●エジソンの発明
電球の発明は、エジソンの発明の中でも最も有名で偉大なものでした。
発明が完成するまで、大変多くの困難があったようです。特に電球の発光する部分(フィラメント)がすぐに燃え尽きてしまうため、様々な材料がフィラメントとして試されました。そして偶然机の上にあった竹で作った扇子(せんす)を材料にしたところ非常に長く灯り、1879年10月21日エジソンの思いである広く家庭で使ってもらう安価で長く灯り続ける白熱電球は完成しました。
このフィラメントに使われた竹で最も優秀だったのが、日本の京都にある八幡男山(やわたおとこやま)の竹でした。現在もエジソンの記念碑が岩清水八幡宮の境内に奉られ、功績が称えられています。
後にエジソンは事業を起こします。現在のGE(General Electric)社です。GE社によってフィラメントの素材は研究を重ねられ、竹からタングステンへ材料が替わり、電球内にガスを注入することによって電球の寿命は飛躍的に延びました。
現代の照明器具として電球と勢力を二分する蛍光灯もGE社により1938年に発明されました。